【四国山陰ツーリング】 (10)佐田岬半島・佐田岬灯台散策

行程三日目
後半は佐田岬へ向かいます♪

かつては酷道と航路のみで陸の孤島と呼ばれていた佐田岬半島も、
現在はメロディーライン(国道197号現道)の開通により、
ドライブスポットとしてにぎわっています

メロディーラインはまさに快走路♪
自制心が必要になる程、景色も線形も気持ちの良い道です♪

佐田岬半島、県道256号沿いにて

国道197号線の終点である三崎港は週末ということもあり、
家族連れやバイク・スポーツカーで大変賑わっていました♪

佐田岬も秘境というほどでもないな?!
という感触でしたが、三崎港を過ぎて県道256号線に入ると状況は一変


すれ違いができるか怪しい道幅+急こう配&急曲線
途中では大型バス向けの看板が出てくる始末で、「なるほど、、、」という感じでした

関東の方だったら、裏ヤビツを想像していただければわかりやすいかと(^^;

悪路を小一時間進むと、ようやく終点の駐車場♪
週末の昼過ぎなのにこの台数(^^;
三崎港との落差が激しいっす

自然が豊かな四国地方で、わざわざここまでくる理由はあまりないよな~とも思います
公共交通機関はなし、週末なのに商店も閉店、自販機とトイレのみ


しかし、遠方から来た人間からすると、十分に価値のある絶景が広がっています


背後に見えるのは九州(大分県)です

佐田岬から九州を望む



歩いて5分程の展望台からは、
佐田岬灯台を眺めることができます

佐田岬灯台と豊予海峡・九州


戻ってきたところで京都・神戸からツーリングで来ていた
ベテランライダーの方々と立ち話を♪

小一時間、楽しい時間になりました(^^♪



さて、実は行程上は駐車場までの予定でこのまま三崎港まで戻る予定だったのですが、
「若いうちじゃないと気軽に行けないよ!!」とツーリングの皆さんに言われたのと
せっかく来たし、、、という思いもあり、佐田岬灯台まで散歩することにしました♪
※70代?くらいのツーリング皆様は、駐車場で引き返していきました(^^;



佐田岬灯台までは「遊歩道」が整備されています



遊歩道(^^;



いや、遊歩道ではないだろ( ゚Д゚)

という感じの登山道に近いハイキングコースを、もちろん案内の20分ではたどり着くわけなく笑

周りの同じ境遇の人たちとあいさつしたり声を掛け合いながら、進んでいくのです(^^;



灯台手前になると、「佐田岬砲台」関連の遺構が増えてきます



ポイ捨ては良くないですが、、、
随分年代物の缶ビール♪
これはこれで味がありますね♪



灯台裏の展望台にはモニュメントがあったり灯台を間近で眺められたり
手軽に楽しむならここまででもアリかな?と思います



展望台から5分くらい歩くと、佐田岬灯台に到着です
大正7年建造、登録有形文化財となっています

近くに戦争遺構が多い分、積み重ねてきた歴史を感じます

四国最西端の碑を眺め、北側を見下ろすと、、、



あぁ~~、そっちからの眺めよさそうね~~(遠

せっかくなので、現在は陸続きとなっている御籠島へ渡ります



佐田岬灯台



少し引き気味でとると、佐田岬砲台の第3砲台が見えます



御籠島の第4砲台は近年観光用に整備され、
中を見学することができます

ここは実戦で使用されたわけではありませんが、
近くには事故で亡くなった士官の碑もあり
戦争というものを考えるには十分すぎる場所です



さて、かなりのんびり観光したので、車へ戻ります(^^;

途中、老夫婦に「あとどれくらいで灯台ですか??」
と疲れ果てた感じで聞かれたのが印象的でした(^_^;)


佐田岬半島の先端部はアクセスは何とかなるものの、
まさに「秘境」と言えるのではないでしょうか



(つづく)

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