今年も暑い夏がやってきてます😅
皆様のR32、エアコンは元気でしょうか?
当方のエアコン(3台)は何とか息を続けてくれています😓 タエテクレー
製造から30年超のR32スカイライン
エアコンのコンディションや構成は車によってさまざまではないかと思いますが、
部品の供給があることから未だに純正のエアコンの方が多い印象
当方は
・タイプM(R134aレトロフィット)
・GTS4(R12純正・マグネットクラッチ交換)
・GTE(オートエアコン車)
最近はマニアックな情報へアクセスすることも難しくなってきましたので、
改めて当方のブログ・ウェブサイトで夏場のエアコン動作についてまとめておこうと思います
というか負荷少な目で延命を目指すための記事です(^^;
※ツインカム系・GT-R標準の「電制アクティブ フルオートエアコン」を扱います
R32型スカイラインのエアコンは、
(当時でも現代でも)高機能な可変容量式のコンプレッサーを使用しています
センサーは
①内気温 ②外気温 ③日射 ④水温 ⑤吸気温 ⑥冷媒温
の6つを使用して、必要な吐出量を決め、コンプレッサーと車内の各ユニットを制御するシステムです
オートエアコンの動作モードについて
オートエアコンの動作時には3つのモードを選ぶことができます
・A/C(エアコン)
・ECON1(エコノミー)
・ECON2(エコノミー・コンプレッサーOFF)
この3つのモードですが、吹き出し口の自動選択や風量については微妙な違いがあるものの、
そこまで強く意識する必要はない(違いを感じられない)と思います
このモード選択における最大の違いはコンプレッサーの動作条件が異なるということです
夏場のエアコンON後の動作について
①A/CもしくはECONスイッチON
コンプレッサーを全開で動かす「急速クールダウン制御」が始まります
この時はA/CでもECONでも同じ制御をしています
②車内が冷えてきた
車内が冷えてきたころには、コンプレッサーは「可変容量制御」へ移行しています
・A/Cモードの場合、エバポ吹出温度が3℃となるようにコンプを可変制御
・ECONモードの場合、エバポ吹出温度が3℃~13℃となるようにコンプを可変制御
この時、A/C・ECONモードどちらであってもマグネットクラッチはONのままです
A/Cの方が吹き出し口の温度を低くできるので風量を少し少なくできますが、
コンプレッサーには強めの負荷がかかっている状態です
一方ECONは、3℃~13℃の間を緩やかに制御していて、
吹出温度には若干のムラが出ますが、コンプへの負荷(発熱)は穏やかです
よほどの酷暑で直射日光がきつすぎる時以外は基本的にECONで対応できます
コンプへの負荷を考慮するならば、ECON+内気循環が正解かな??
もしくはエンジンON時にA/C+内気循環で運用し、十分に冷えてきたらECON+内気循環とか、、、
外気温や走り出しの条件によって多少正解は変わってくるとは思いますが、
車内が冷えてきたらECON+内気循環で十分です
R32の場合、コンプそのものよりマグネットクラッチが弱点なので、
ECONで冷却に余裕があるときに少しの時間ECON2+内気循環とすることでマグネットクラッチの温度が下がり、延命につながると思われます
また、電動ファンを意図的に動作させることでエアコンサイクルへの負荷を低減できます
ただし走行中は逆に抵抗になるのでは、、、という感じもあり、回路を検討した段階で宙に浮いています😅
たまに勘違いされている方がいらっしゃいますが、平野部における春~秋はECONモードであっても常時マグネットクラッチはONです(外気温5℃くらいでOFFになります)
間欠制御(ONとOFFを繰り返す)となっている場合、エアコンシステムに何らかの異常があると思われます
当方の場合
当方は基本的に
・夏場 26.5度+ECON+内気循環
・冬場 25.5度+ECON2+外気取入(晴天時)
で運用しています
R32に乗り始めて10年を超えてしまいましたが、、、😅
長く乗っている方に同じ運用の方が多いのでご参考までに♪
(おまけ)涼しい~寒い時期のエアコン動作の違い
涼しい時期はコンプの動作に違いが出ます
A/Cモードでは外気温度が5℃を切ると「低温でも除湿するモード」に入りますが、
ECONモードではコンプがOFFになります(外気温度5℃でOFF・7℃でON)
この微妙なラインでは温度の条件によって間欠制御となってしまう可能性があるので、
除湿したいとき(雨等)ではA/Cモード、送風と暖房利用の時はECON2を使用するといいと思います
ECON2メインで運用する場合、1~2週間に一度はA/Cでコンプを動かし、オイルを循環させることをお勧めします
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